『ほんとうの環境白書』(池田清彦/角川学芸出版)
地球温暖化の原因と言われているCO2。発電所からでるそのCO2を回収して地下に貯蔵する(CCSというそうだ)ために、来春から環境省が沖合調査を始めると先日の新聞に出ていた。温暖化していない、という話が結構ちまたに出て来ているのに、そこに力を注ぐのはもったい。
『放射能と健康被害 20のエビデンス』(岡田正彦/日本評論社)に、温暖化していないという話が書かれていたけれど、この本にも「破綻した温暖化論」という章があって、「むしろ真逆のことが起きている」ということが明快に書かれている。「イギリス気象庁やアラバマ大学が独自に公表している最新のデータによれば、地球の気温はここ10年で0.3℃下がっている。100年間で0.6℃が急激な上昇なら、10年で0.3℃はそれを上回る急激な下降ではないか。」
すべてを書き出したいところだけれど、この章の各項のタイトルだけでも書いておこう。
1 捏造疑惑に揺れる「人為的温暖化論」 ―クライメート事件
2 温暖化と京都議定書 ―排出権取引をめぐるEUの戦略
3 低地に進出するルリボシカミキリ ―温暖化では説明できない異変の数々
4 ラニーニャと気温変動 ―古典的温暖化論の限界
5 黒点減少! ―太陽活動の低下が地球寒冷化をもたらす
コラム 火山噴火と地球寒冷化
[追記と検証] 厳冬もCO2の増加のせいか?
地球温暖化ではなく、環境問題として捉える。友人の話によると、世界はそういう流れになってきているらしい。
(日々本 第297回 針谷和昌)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 3月 | ||||||
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |