日々本 其の二百三十六「ちいさこべ」

自分が知らなかっただけで『ちいさこべ』とはもともと山本周五郎の小説で1957年には最初の文庫が出ている(新潮文庫)し、その後さまざまな形で世の中に何度も登場している名作。

1962年には映画化、1971年には宝塚が『小さな花がひらいた』というタイトルでミュージカル上演、2006年にはNHKがドラマ化、そして今回、最後に『え』が付いているが漫画化。

たぶん「小さい」という意味が含まれているのでは?と思ったりもするのだが、昔「ちいさこべのすがる」という人もいたようで、語源については漫画の中で明らかにされることを期待しよう。

日々本 第236回 針谷和昌)

hariya  2013年5月07日|ブログ