『ブラジル・カルチャー図鑑』（麻生雅人・山本綾子 編著/SPACE SHOWER BOOKS）

ファッション ～ アート・民芸品 ～ 建築・都市 ～ 食・飲み物 ～ 祭り・踊り・音楽 ～にジャンル分けされ、写真と文章で紹介されるブラジルのいま。レイアウトと写真がとくに綺麗。どのジャンルもブラジルの光と色に溢れているが、中でも「建築・都市」「食・飲み物」にはグッと惹かれるものがある。

リオデジャネイロ・コパカバーナ海岸の「石畳アート」でデザインされたサンダルやブレスレット。買いに行きたい。「徹底解析」された「フェイジョアーダ」。食べに行きたい。ついつい飲み過ぎる危険な飲み物「国民酒 カイピリーニャ」も写真入りで紹介されている。飲みに行きたい。

ワールドカップサッカーの開催12都市のガイドもある。2014年に行くか、それとも2016年のオリンピックに行くか。どちらかは行きたい。いずれにせよ行き先としてリオデジャネイロは外せない。前回リオへ行ったのはもう13年前、初めて行ったのが26年前、なんだかちょうど今年あたりが良いタイミングのようだけれど、さて人生5度目のリオ行きがあるかどうか。

最後に出て来たヴィック・ムニーズというアーティストが、東日本大震災被災地支援のために展開したキャンペーン作品「折り鶴を日本へ」は圧巻。これはどこへ行けば体感できるのだろうか。

（日々本 第187回 針谷和昌）