たまたま読み終わった本を棚に置いたら、白い背表紙に黒文字、1文字だけ赤、という本が3冊並びました。わざわざそう並べたのではなく、偶然そうなったので写真を撮ってみました。『偏愛ムラタ美術館』と『偏愛ムラタ美術館[発掘篇]』(いずれも 村田喜代子/平凡社)はシリーズものなので同じでおかしくないけれど、『ぼくの住まい論』(内田樹/新潮社)は何の関連もなく、それでいて上から4文字目が赤、その下に3文字、というところも一緒である。赤い字をひとつ入れてみるのが、出版社あるいは編集者の間で流行なのだろうか。そうでないとすれば、世の中何万冊ある本の中からこの3冊が偶然並んだのは、大げさだけど結構奇跡に思えてくる。
(日々本 第172回 針谷和昌)
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