日々本 其の百四十六「日本画ウルトラマン」

夕日の写真集を探しに本屋に入る。なかなかないのだけれど、ウルトラマンの画集を見つける。ウルトラマンが夕日に映える絵はないだろうか?そう思ってページを開くと、次々に出てくるウルトラマンのアートに惹き寄せられ、いつしか夕日のことは忘却の彼方へ。

『村上裕二画集 ウルトラマンの世界』(村上裕二/求龍堂)

たまに画集を買うけれど、こんな絵が描けたら気持ちいいだろうなぁ、この絵かっこいいなぁ、と思う絵が多ければ多いほど、その画集を買う確率が高くなる。基本、買いたい訳であるから、これも善い絵、こっちも好い絵、と、買わなければいけない理由をどんどん増やしていく。それがあるレベルを超えると、レジに持っていくという感じである。

この画集も気持ちいい。この画集もかっこいい。ウルトラマンだけでなく、ウルトラセブンもかっこいい。東京タワーも結構出てきて、東京タワーとウルトラマン、これもかなり好い。東京タワーとバルタン星人もかなり善い。月とウルトラマンもとても好い。

画集にはさまって、「村上裕二 日本画展 ウルトラマンの世界」という日本橋三越本店での美術展の案内はがきが出てきた。会期/平成24年10月3日(水)~9日(火)。うゎーっ終わってしまってる…残念。またどっかでやるかもしれない。東京タワーにでっかい絵を展示する、なんて面白そうだけど…。

日々本 第146回 針谷和昌)

hariya  2012年11月04日|ブログ