日々本 其の百二十九「いける本」

“本の森”と勝手に名付けている本屋で友人を待つ。予定より15分ぐらい遅れるらしい。大きな本屋のふだんは行かないところを歩いていると、無料配布コーナーがあってこんな小冊子を見つけた。

『いける本・いけない本』vol.16 2012夏(ムダの会 発行)



ちょうど最近このサイトで、その月に読んだ本を(社)本の宇宙メンバー他が、短い感想文(推薦文)と共に紹介していってはどうだろう?なんて考えていたので、この日に買った本と共に持って帰って来た。

出版社に勤める人や、編集者、翻訳家、大学の人、書店員、カルチャーセンター員などが「つい辛口批評をしてしまうのもその本に魅力があるからこそ」というコンセプトのもと、「いける本」「いけない本」について紹介している。「いける本」だけで「いけない本」については書いていない人も結構いる。僕は“辛口批評”というものが性に合わないので「いける本」のところしか読まない、と言いたいところだが、怖いもの見たさで、ついつい「いけない本」の方も見てしまう。

それもこれも引っくるめて、読んでいるとそこに書かれている本が読みたくなる。このサイトでは「いける本」だけでやってみよう(皆の協力を得られれば)と思うけれど、そういうコーナーに出来たら嬉しい。

日々本 第129回 針谷和昌)

hariya  2012年9月23日|ブログ