
春に行った「東京スカイツリー完成記念特別展 ~都市と塔のものがたり~ ザ・タワー」で印象的だったエッフェル塔、通天閣、東京タワー、そしてスカイツリー。その中でも気になったのが『エッフェル塔三十六景』(アンリ・リヴィエール/1902年)。広重の『冨獄三十六景』へのオマージュとして描かれたというアングルとタッチに惹かれて、すぐにフランスの友人に頼んだことを前に書いた。その友人がこの夏、日本に里帰りして、お土産として持って来てくれた。
『Thirty-Six Views of the Eiffel Tower』
・・(HENRI REVIERE/CHRONICLEBOOKS)
いい感じである。何が良いって、いちばんにはアングル。風景の切り方が、さすが広重に影響を受けただけあって、斬新。タッチも画集で見るとなおさら味がある。
さて、ただ見ているだけでもいいのだけれど、大胆な野望が頭をもたげて来た。『東京タワー三十六景』。いつか描いてみたい。
(日々本 第104回 針谷和昌)
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