『スタディガイド』(別冊三田學會雑誌/慶應義塾経済学会)
通りかかった大学の校舎の入口近くに山積みになっていた。学生時代にも読んだことがなかったガイドブックだけれど、いま思えばこういうものを読んで勉強していれば、今の自分とはまた違った仕事をしていたかもしれないなとも思うし、過程は違えど結局行き着くところは同じだったかもしれないなとも思う。 大学の経済学会が出しているものなので、経済学部の学生用のガイドブック。それすら確認せずに手に取って持って帰ってきた。
経済史、マクロ経済学、ミクロ経済学、マルクス経済学、社会問題、統計学、環境経済学、経済思想の歴史、経済数学
CONTENTS に並んでいる項目を見るだけで、経済学全体を俯瞰できる。各章の最後には「文献案内」がある。例えば「経済史」では、その案内がさらにこれらの項目に分かれて、ぜんぶで36冊紹介されている。
<経済史におけるさまざまな考え方について知るためには,>
<現代経済と歴史との関連に関心があれば,>
<欧米経済史の入門的テキストとしては,>
<日本経済史の入門的テキストとしては,>
<アジア経済史の入門的テキストとしては,>
<さらに勉強したいときに読むとよい本としては,>
マクロの視点から詳細の案内まで。他の学部のもあるのだろうか。あれば見てみたい。
(日々本 第89回 針谷和昌)
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