日々本 其の二十二「勝負脳」

『<勝負脳>の鍛え方』(林成之/講談社現代新書)
『脳に悪い7つの習慣』(林成之/幻冬舎新書)
『能力開発マップのススメ 凄い才能を自分で創る』
(林成之/NHK出版生活人新書)
『ビジネス<勝負脳>』(林成之/ベスト新書)

またまた買ってません。いずれも買ってません。しかもどれも読んでません。でも著者のお話を聞きました。先日ビーチバレーのトップ選手の研修合宿にて、日大大学院総合科学研究科 林成之 教授の「勝負脳の鍛え方」というセミナーが開かれ、僕はオブザーバーとして参加。水泳、体操、ハンドボール、卓球、陸上ほかトップアスリートのサポート経験を持つ脳神経外科医である教授の「勝負脳」の講義を受けました。

結論から言うと、かなり興味深いテーマであり、今後追求のしがいのあるお話。僕が個人的なテーマとしている“ゾーン”への入り方などもサラッと教えてくれました。

▶脳は「同期発火」する仕組みを持っている
▶こうしなさいを聞くのではなく自分もそうすると考えると自分のご褒美になる
▶同じことを繰り返すことによって違いを見分ける能力を作っている
▶大事な試合、と思ったらだめ
▶勝ち方にこだわる、勝ち方を極める
▶相手は強いけれどぶち破る、いつも強いとは限らない
▶否定語を使うと守りに入る本能が働く
▶自分に集中する
▶期限付きで全力投球、を繰り返す
▶使命を持ってモチベーションを高めると勝負に強くなる
▶同期=立場を入れ替える・人を尊敬する力を鍛える・意見が違うと言わない
▶このために自分がやってきた、やっとチャンスが巡って来た、競っているほどチャンス

講義中、僕がメモした部分です。おそらく上記の本には、これらのことそしてこれ以上のことが、たくさん書いてあるのではないでしょうか。最後にアンケート用紙が配られ、教授への質問も出来るということで、僕はゾーンについての質問を書きました。返ってこなければそれでもよし、もしその答えがもし返ってきたら、と思うだけで、ちょっと楽しみです。

日々本 第22回 針谷和昌)

hariya  2012年2月06日|ブログ