
『人間はガジェットではない IT革命の変質とヒトの尊厳に関する提言』
(ジャロン・ラニアー/井口耕二 訳/ハヤカワ新書juice)
いま、「気仙沼の高校生に本を」送ろうとして準備している最中で、自分の持っている本の中から送るべき本を選んでいる。この本も、僕がずっと持っているより高校生に読んでもらった方がいい、と考え、鉛筆で印をつけたり線を引っ張ったり思いつくことを書いたりしたところを、消しゴムですべて消した。
すべてを消してみて、自分が思っていたよりも書き込んだところが多かったので、もう忘れていたけれど、意外にたくさんの刺激をこの本から受けていたことに気がついた。著者は、コンピュータに人が合わせるのはおかしい、本来はその逆でなければならないと説いているが、その最も印象的な部分だけでも書き残しておこうと思い、短いけれどもここに記した訳である。
この本、もうしばらくしたら気仙沼へ。そのあと、どうなるのだろう?近い将来、GPS付きの本が生まれたりして、そんな追跡も可能になるのだろうか。
(ことしの本棚 第88回 針谷和昌)
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