慶応義塾大学 三田キャンパス生協書籍部で展開している『 (社)本の宇宙 presents ━ [就活]一瞬 [仕事]一代 [読書]一生 ━ 就活だからこそ本を読むチャンス=経営者・先輩達が薦めるこの1冊!』の「福澤諭吉記念文明塾修了生コーナー」がリニューアルしました。新たな本が推薦されていますのでご紹介します。
◆長田 邦佳(味の素㈱勤務)
『建築家 安藤忠雄』(安藤忠雄/荒木経惟 撮影)
プロボクサーから、独学で建築を勉強し世界的な建築家に上り詰めた話には、学ぶべき多くの示唆がある。失敗を何度繰返しても、僅かな可能性を見出し、チャレンジし続けることがいかに大切か。彼のエネルギーに触れると、閉塞感の中であっても、チャレンジする勇気が湧いてくる。
◆古澤 英輔(㈱コーチ・エィ勤務)
『ネットで生保を売ろう!』(岩瀬大輔)
混沌としている日本経済に直面していると下を向きがちですが、この本を読むと、「こんな会社を作りたい!!」とワクワクしてきます。傍流に飛ばされた58歳の元日本生命エリートと、30歳のハーバードMBA卒業生、そして仲間たちの壮大な挑戦、一読の価値ありです。
◆菊地 保宏(日本航空)
『<わかりやすさ>の勉強法』(池上彰/講談社現代新書)
就活は、自分一人で行うプロジェクト。お客さま(就職先)を開拓し、商品(自分)の魅力をプレゼンし、売買契約・商品受渡し(内定・入社)までを自らが一人でこなさなくてはならない。その一つ一つを完璧にこなすため、様々な情報を収集・整理し自分の言葉で伝えるスキルが身につく本をお薦めします。
◆和田 安代(慶應義塾大学医学部消化器内科学教室/博士(医学) 管理栄養士)
『栄養の基本がわかる図解事典』(中村丁次監修/成美堂出版)
『からだにいい食事と栄養の大事典』(本多京子監修/永岡出版)
健康は、病気になってから考えるよりも、今の若い世代から正しい知識を身につけ、少しずつ気をつけていくことが、この先何十年も健康で充実した生活を送るために非常に大切な事だと思います。存在する多くの情報に惑わされることなく、正しく健康的な食生活を送り有意義な時間を過ごしていきたいですね。
◆田口 久人(ヤングキャリアコンサルタント)
『内定の常識 就職活動前に知っておきたかった52のこと』(田口久人)
本書では「社会人の常識」「内定に必要なこと」を質問形式で紹介しています。就職活動にテクニックは必要ありません。「当たり前のことを当たり前にするこ と」これが大切です。それだけのことで志望企業に内定する学生をたくさん見てきました。今から「当たり前(内定の常識)」を学んでみませんか?
◆八木 研(バイオベンチャー勤務)
『深夜特急〈1~6〉』(沢木耕太郎/新潮文庫)
推薦した本の主人公は、初出社の日に会社を辞めて旅に出ることを決意します。この旅は人生の縮図。仕事を通じて学ぶことを彼は旅を通じて学びます。就職活動を始める皆さんにとって、自分の生き様を探る旅は始まったばかり。この旅は就職後もずーっと続きます。どうぞ良い旅を!
◆鹿内 映里(フォトグラファー)
『たった1分で人生が変わる片づけの習慣〈実践編〉』(小松易)
人生の岐路に立っている今を、楽しんでいますか。スッキリした気分で再度考えをまとめてみると、道筋が見えてくるものです。頭を整理するために、身の回りを整理してみましょう。必要なのは少しの時間だけ。
◆青山 和弘(日本テレビ 報道局政治部)
『白洲次郎 占領を背負った男』(北康利/講談社)
どんな仕事でも一生懸命やればそれなりのやりがいを見いだすことはできる。しかし仕事は自分の人生の多くを捧げるもので、普段考えること、やることのみならず、出会う人、付き合う人も変わってくる。だから真剣に選ぶべきだと思う。仕事で自分が変わり、人生も変わる。あなたが理想を持って臨め、成長させてくれる仕事はなんだろうか。
◆太田 結斐(本の宇宙)
『What I Wish I Knew When I Was 20 – A Crash Course on Making Your Place in the World』
就職活動、これからの長い人生に直結する試練。でもその大変さばかり意識しては、ただ辛い思い出になってしまいませんか? “Let’s view problems as opportunities.” 就職活動はもしかしたら、自分を成長させたり、視野を広げたりする機会になるかもしれません。
◆河本 敏光(KDDI)
『カーネギー自伝』(アンドリュー・カーネギー/坂西志保 訳/中公文庫)
就活において、先輩の話を直接聞くのはとても参考になります。一方、過去の偉人の伝記を読むのも、より長い仕事人生を考える上で、大変示唆に富むものと思います。鉄鋼の生産に全力を集中し、晩年は多くのホールや図書館を作るなど教育、福祉に全力を尽くしたカーネギーの生き方は、ビル・ゲイツやバフェットにも影響を与えています。
◆針谷 和昌(本の宇宙)
『100年予測』(ジョージ・フリードマン/櫻井祐子 訳/早川書房)
1年いや1ヶ月先を予測することすら難しい昨今、何を仕事にするか、どんな会社に勤めるか、決めるのはとても大変だと思います。こういう時は一度、ずっと先を見通してみて、そこから自分の足元まで目線を引っ張って来てみては如何でしょうか。この本を読んで地政学という想像力に驚かされました。
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